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グランプリファイナル2008 in KOREA 勝敗の分け目~浅田真央編~

時間の制約上、女子シングルだけに限定いたします。

まず、SPでは、ジャンプでミスをしないこと、これが絶対条件です。ダウングレードも同様です。スピン・スパイラルでの取りこぼしも僅差での勝負には落とせないところですが、それよりまずはジャンプの成功が鍵となります。

3-3のコンビネーションジャンプの確実なる成功です。3Loの回転不足をとられないこと。この回転不足が今季男女問わず、何ともいかんしがたいところです。先日のNHK杯で微妙ながら回転不足とされました。今季の厳しさといったら、昨年認定されていたものとそれほど変わらないジャンプでも今季はダメなのでしょうか?NHK杯が特に厳しかったのでしょうか?認められたのと認められなかったのとでは、点数が全然違いますから、このままいくと、3-3はしない方がいいのでは・・・と思いたくなるぐらいの判定です。まあ、様子見ということで、ファイナルでは攻めの姿勢でトライしてほしいと思います。今季は一か八かのシーズンになるのかもしれませんね。この厳しさが続くようであれば、来季は安定的な成功に向け、技術的科学的なトレーニングが必要になってくると思います。

3Lzの成功もかなり重要なウェイトを占めています。ルッツジャンプの克服は今季最大目標に掲げていたものです。これが成功か失敗かで彼女自身の心の持ちようが大きく違ってくると思います。はては、来季のオリンピックへ良い流れを作るには、3Lzの成功は避けては通れない重要ポイントだと思います。

スパイラルシークエンスでは確実にレベル4を取り、加点を2倍にすることです。NHK杯でのFSでは詳細はわかりませんが、おそらくチェンジエッジのミスと思われるため、レベル3にとどまってしまいました。またスピンでのレベルの取りこぼしをなくす、あるいは最小限にとどめる、これはFSでも同様に言えることでしょう。

スコア的には、66点ぐらいまではつかんでほしいと思います。

FSでは、最初の3Aと、苦手とする3Sを確実に成功させることです。かなり波に乗って来れますので、鍵となるジャンプです。また、NHK杯でのFSの滑りを最低限の目標に、それ以下ではなく、それ以上のものをもってくることです。非常に難しいと思いますが、ヨナ選手がパーフェクトに決めた時は、真央選手の勝ち目はFSでいかに多くのジャンプポイントを稼ぐことができるかによります。質のいい3Aで2点近く加点をとり、その他のジャンプでマイナスを取られないこと。真央選手は試合が大きくなればなるほど、プレッシャーが大きくなればなるほど、エンジンがかかりますので、スロースターターではありますが、良い勝負になると思います。

メンタル的には、良い滑りを見せることに気持ちの重点を置いていけば、少なくとも後ろ向きになることは回避できるのではないでしょうか。失敗したくないという気持ちではなく、跳びたい、いい演技を見せたいという、イメージトレーニング的なもので、情感を養っていくことが必要かもしれませんね。彼女は決してメンタルが弱いとは思いません。気持ちの運び方が少しばかり不器用なんだと思います。けれど、根っからの純粋さは失われていないので、スケートを愛する気持ちでもって色々な課題を見つけては克服していくという、遠回りな歩き方をしているだけなのです。 (この遠回りがオリンピックで役に立つものですよ~)

2008/12/08  13:58

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コメント

明らかなジャンプミスのヨナが何故1位を取れたのでしょうか?不可解というか不思議なスポーツですね。
好き嫌いを別にしても、どこがどうヨナが浅田選手より上回っているのかサッパリ理解できません。
今夜も昨夜みたいな判断であれば、もうこの種目は冬季五輪から外してもいいのではないかと思います。あまりに選手たちと見てる者を冒涜してると思いますが。

投稿: mimi | 2008年12月13日 (土) 13時39分

mimiさん、いらっしゃいませ、ブログ主のaliceです。今回のSPでは、ジャッジングシステムにおける点数の不思議がまともに出た試合でした。
GOEの点数の出方を説明しますと、ダウングレードによるマイナスは、今回の真央選手の3フリップ3ループの3ループが回転不足と判断されたのに、基礎点10.5からマイナスされるのではなく、
  3フリップ2ループの基礎点7.0

  3ループの出来損ない(言い方悪いですが)という判断のもと、マイナスの係数が3ループに呼応する点数で引かれてしまうという、首をかしげてしまうジャッジングシステムになっているのです。
3-3の基礎点からマイナスされるのならまだ納得いくのですが、今のシステムのままだと、結果的に3フリップ5.5の基礎点よりも低い5.2となってしまい、見ている側の印象がそのまま点数に表れないという悲劇が生まれ、大変疎ましいことです。私もさっさとルールを変えてしまえと思います。
(ーがオリンピック前年に変わることもあまりないかもしれません。期待薄です。)

一方、ヨナ選手の1ルッツの基礎点は0.6で必要要素を跳ばなかったことによる-3の減点が、0.6から-3をするのではなく、シングルルッツに呼応する-0.3を差し引くという
単発ジャンプとコンビネーションジャンプとでは異なったマイナス法が存在し、変なルールと言われても仕方のないところがあります。
コンビネーションジャンプも単発のジャンプも同様に
3-2の基礎点から2回転ループに呼応する-0.6をマイナスか

3-3の基礎点から3回転ループに呼応する-2.0をマイナスするかどちらかそろえてくれるなら、まだ首をかしげることはないのですが。今のところ変なルールでも一応ルールなのでやむを得ない点ではあります。アメリカのジャン選手やマイズナー選手などもダウングレードの血祭りにあげられており、本当に気の毒に思います。
アメリカと日本が強固に問題提起をしてくれればいいのですがね。

今回のGOEやPCSについては、確かにヨナ選手の方がスピード感がありましたし、振り付けも非常にインパクトの強い音楽に合っていたため印象度という点でも、抑揚のない音楽で滑る真央選手より点数が出やすかったのでしょうが、あくまでも個人的な意見ですのでご了承をお願いします。
真央選手もただで起きあがる選手ではありませんので、現に今まで真央叩きといわれるジャッジング改正に一つずつ対応してきているので、今後の活躍を期待し、応援していきましょう。


投稿: alice | 2008年12月14日 (日) 10時04分

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